リレーエッセイ

リレーエッセイ

Relay essay

リレーエッセイ

第34回 学部9期生/博士前期課程7期生 武田美言さん

看護学科9期、修士前期課程7期生の中山(武田)美言です。

昨年3月に第二子を出産後、育児休暇を取得し、4月から職場復帰してバタバタの毎日です。家族、職場の人々、保育園の先生、友達など、今まで以上に周囲の助けに感謝しています。

ところで、皆さんは1分あったら何をしますか?

私は、冷凍していた離乳食を電子レンジに入れ、ぐずる息子を抱き上げ、スプーンを用意してエプロンを装着し、椅子に…というところで『チンッ』となりました。

ちなみに、ギネス世界記録によると、1分間に箸でチョコレートを食べるのは65粒、付箋を何枚顔に貼れるかは58枚、口の中でさくらんぼの軸を結ぶのは14本だそうです。

そう考えると、たかが1分、されど1分、やれることはたくさんありそうです。

このリレーエッセイのバトンを繋いでくれた半田さんは、看護学科時代に空手道部で一緒に鍛錬しました。学生時代の私は、医学部ではなく空手道部なんじゃないかと言われるくらい空手漬けの日々を送り、社会人になってからも道場に通うなど、空手好きです。

そうそう、空手の組手は、試合時間3分です。今の私に3分もらえると、もやしを茹でるくらいはできるでしょうか。上の息子はとっても褒め上手で、私が何かすると「おかあ(=お母さん、私のこと)、一人でもやし茹でれたの?すごいじゃん!」と褒めてくれます。調子に乗って、ホウレンソウも茹でてあげたくなります。

息子の褒め上手を見習って、職場でも毎日1回は誰かを褒めようと思っています。小さなことでも見ていてくれる人がいる、ちょっとした言葉でも、だいぶ気持ちが楽になる。それは、チームナーシングを行う上でも、日常でも嬉しいし、心強いなと思っています。忙しい今だからこそ、ふっと暖かくなる言葉選びを心がけていきたいです。

では、次の方にバトンを渡します。学生時代の縁が今でも繋がっていることが嬉しい、会う度にいつも笑顔をくれるあの方に。