リレーエッセイ

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Relay essay

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第33回 学部10期生 半田明日香さん

看護学科10期生の半田(矢口)明日香です。

4年間勉強に部活にアルバイトに勤しみ、卒後すぐに助産師学校へ進学し1年間勉強したのちに助産師になりました。看護学科も助産学科も、当時の実習を共に支え合ったクラスメート達には感謝の気持ちでいっぱいです。卒後は実家のある山形市へ戻り、市内の病院の産科で助産師として数年間勤務しながら自分でも妊娠・出産を経験しました。

現在は産科、外科を経て救急室・放射線科で勤務しております。救急室では、救急車対応をしたりアンギオ室・心カテ室で治療の介助をしたり日々研鑽に努めております。救急室は院内のほとんどの部署、診療科と接点があるため、院内の「知っている職員」が急に増えました。色々な立場の方から話が聞けて楽しくもありますし、診療科のカラーの違いに驚くこともありますし、毎日が新しい発見の連続です。救急室に異動した直後から知らない疾患や経験のない処置について勉強の毎日ですが、各分野のプロフェッショナルの背中や横顔はかっこいいです。少しでもプロフェッショナルたちからスキルを吸収するのが楽しい日々です。いまは在学中には想像もつかなかった職業人生の真っただ中にあり、心が折れそうな時も時にはあります。さらに新型コロナウイルスのために病院内で閉鎖する病棟が出たり、他の病院の救急室が閉鎖したりと苦しい状況下にあります。私自身も子どもの通う学校や保育園が学級閉鎖で出勤できずに歯がゆい思いをしたことも何度もありました。決して平穏な日常ではありませんが、すばらしい先輩方と救急室の仲間、各診療科の医師や研修医のみんな、各部門の職員の方々に支えて頂いて今日も働くことができています。本当にありがたく思っていますが、恥ずかしいので面と向かっては伝えられていません。

それでは救急車のサイレンの音が聞こえてきましたので、このあたりで次の方へリレーエッセイのバトンを渡したいと思います。